- 作品タイトル:赤灯(せきとう)えれじい
- 全15巻
- 作者名:きらたかし
一言感想
すべての夫婦にロマンスがあるように、特別なこともないカップルの話ですが、彼女のチーコがか弱く可憐なタイプでないことから2人で不器用に進んでいく様がとても愛おしいです。
面白いところ。
主人公のサトシがものすごくへたれ、というか典型的なモテない男の子タイプでかなりドジなのですがきちんと彼氏役を果たすところが面白いです。
好きなところ。
同棲初日、チーコが家から荷物を運び出すシーンが好きです。家を出ることは始まりであり決別でもちろん実家に一切戻らないというわけではないですが、2人のスタートラインのような描写がとっても好きです。
好きなキャラ。
チーコが勤務する会社のドライバーで「鉄っちゃん」という男性キャラです。口数は少ないのですがチーコのことを心配したり、あと猫を乗せて仕事をするところが好きです。
好きなエピソード。
最後は結婚するのですが、婚姻届を書くシーンが好きです。近い未来を想像してしまいます。
おすすめ。
この作品の番外編で「いもうと」という作品があるのですがまだ幼いチーコの妹や中学生のチーコの話を読むことができます。
作品に関する思い出。
私は今、婚約者と同棲しているのですがまだ遠距離恋愛をしていたころ、コンビニコミックスでこの作品を知り、ストーリーと同じように喧嘩したりしたけど一緒に住むことになり、でもそこからがスタートで...とすごく共感をもてる作品でいつか結婚したらこの作品を甘酸っぱく感じる日が来るのかなぁと思っています。
作者に関して。
この方の他の作品は読んだことがないのですが、この作品は第48回ちばてつや賞大賞受賞しているようです
その他。
本来、同棲というものはするべきではないのかもしれませんがこの作品を読むと、得たものの方が大きいなと思えます。
たくさん失敗をするけど一緒にいるということは素晴らしいな、と思い出させてくれます。