一言感想
これは続編にすべきだ!もったいない短編だなぁ。と思っていたら、なりました。何気ない日常の恋愛は本当に描くのがうまいなぁと実感しました。
面白いところ。
今回の巻は嫉妬がテーマでした。嫉妬させたいがために他の男の子といちゃいちゃして、逆にこっちが嫉妬してしまう。という王道なストーリーでしたが、ラブコメディっぽく笑わせていただけました。
好きなところ。
この巻は、主人公菜乃花の友だち【ミサ吉】の視点から描かれる彼女が好かれる理由が半端なく面白かったです。高校生活にありがちな人気者を抜け駆けしない協定。それを破る主人公に起きる無視というイジメ。リアリティがありすぎる。永田さんは誰の視点から書かせても本当に魅力的で好きです。
好きなキャラ。
ミサ吉としづという菜乃花の友だちが好きです。友達としての役目を果たしすぎていて、こんな優しい友達がいたらなぁと思ってしまいます。いつでもフォローしてくれる友達っていいですよね。
好きなエピソード。
「あたし以外の女子にちょっとでもときめいたらコロス、コロスから――!」あの計算高い主人公、菜乃花が言う言葉じゃないですよね。でももうなりふり構ってられない、この人は私のものなんだから。というのがすごく伝わってきてそうきたか。と笑ってしまいました。