一言感想
盲導犬ハッピーと湊香織の物語。
香織に明光くんという子供が生まれ、ハッピーも赤ちゃんである明光くん、べったりになります。
やがて獣医の旦那様昇がハッピーが子犬を抱える親犬特有の症状が表れていることに気付きます。
そんなハッピーに対して香織が出した答えは…。
好きなところ。
ハッピーは盲導犬になるために子犬が産めない身体になっています。
そんなハッピーがパートナーである香織の子供を大事にするのが分かるという周囲の温かさが切ないです。
しかしそんなことをしてしまえばハッピーは盲導犬ではなくなってしまいます。
しかし香織は明光をベビーベットから降ろし、ハッピーのシートの横に寝かせるようにします。
ハッピーはシートで眠るように躾られていますからびっくり。
そのまま朝までハッピーが寄り添うように眠ると、昭光は夜泣きをしなくなり、みんなも久しぶりにぐっすり眠れたのです。
好きなエピソード。
明光と一緒に眠るようになって元に戻ったハッピー。
香織たちはハッピーが明光が可愛いからストレスになっていたと考えていたのですが、香織の親友である希が「明光が泣いて香織が眠れないのを助けられないストレスだったと思う」と言ったのが印象的でした。本当のところは分かりませんがハッピーは香織のパートナーなんだなぁと感じました。