一言感想
少女漫画にしては異彩を放つ物語。花とゆめで連載されていたかと思うと、興奮がおさまりません。タイトルの通り狂ってしまった東京が舞台です。あまり関係ないんですけれども…。次々に起こる展開に目が離せなくなります。
面白いところ。
まさかの少女漫画でバトルものをみるとは思いませんでした。長く続いているだけあって、とても面白いです。バトルシーンも見ごたえがあります。
好きなところ。
血や、傷を濁さず書いているところが好きです。可愛い戦いかたではなく、飛び道具や拳銃がでてきたりします。人の死や生を生々しく書くので、衝撃でしたがいつのまにかはまってしまいました。
作品に関する思い出。
仲村佳樹さんの書く漫画でスキップビートというものがあるのですが、それがすごく好きで、新刊を今か今かと待っている間に手に取ったのがこの東京クレイジーパラダイスでした。読んで止まらなくなってしまい、私はこの作者さんの世界観が本当に好きなんだなと実感する瞬間でした。
その他
19巻にも及ぶ少女漫画誌最大のバトル漫画だと私は思っています。絵柄は少し古臭いのですが、今読んでも見劣りすることは決してありませんし、むしろ練り込まれた設定に次の展開が気になってしかたありません。今、完全版が発売されているのですが、人気っぷりがうかがえる作品です。