- 「NARUTO」(なると)既巻67巻
- 岸本斉史(きしもとまさし)
独特の世界観、正義感の強い自分達の里を守る忍者とその里を乗っ取ろうとする忍者との戦いは激しいものがあります。
面白いところ。
この漫画の中でしかない忍者用語、忍術がある所です。忍者というと手裏剣使ったり、煙玉使って姿をくらましたり、顔しか見えないような服を身にまとったりするイメージがありますが、彼らは「チャクラ」という気を練ってエネルギーを放出するとか、実際にはあり得ないような術を使います。あと、登場人物の名前がこれは受け狙い?手抜き?と思ってしまうところです。はたけカカシとか、うみのイルカとか。
好きなキャラ。
主人公のうずまきナルトです。最初は修行もろくにせず問題児でしたが、ある事をきっかけに修行に励み、上のランクの忍者になっていきます。彼の良いところは、頭はいいわけではないけれど、情に厚く仲間をとても大事にするところです。親を亡くし、他にも秘密を持っているので人一倍苦労していて、そういう人の気持ちが痛いほど分かるのです。
好きなエピソード。
何巻か忘れてしまいましたが、ナルトが自来也(じらいや)という上の位の人と一緒に火影(ほかげ)と呼ばれる里の次期長になってもらう為に初代火影の孫でもある綱手(つなで)を探しに行く旅に出ます。途中で襲撃に会い大変な思いをするし、せっかく綱手に会えても最初は火影になることを断固拒否されるのです。でも最終的に承諾してくれて一緒に里に戻ってきてくれたところがすごく嬉しくて印象に残っています。
好きなところ。
戦闘シーンがとても迫力のあるところです。
おすすめ。
芯の曲がらない主人公ナルトのこれからの活躍に注目です!!
作品に関する思い出。
この作品は最初アニメから入りました。アニメもほとんど見ず、最初は興味なかったのですが、たまたま知り合いの人が全巻持っているというので借りて読んだらはまりました。
作者に関して。
「NARUTO」のコミックの合間合間にご自分の漫画家になるまでの苦労話が入っていましたが、本当に大変だったようです。とある少年漫画雑誌に応募し佳作をとり、編集者がつくもなかなかいい漫画が描けず没が続いたようです。