あまり少女マンガを読まない私ですが、『ご近所物語』はお薦めです。
少女マンガなので恋愛についてが大部分になりますが、夢に向かう主人公たちの姿や、家族や友達の大切さを説いてくれるマンガだと思います。
特に好きな話はレギュラーの話ではなく、主人公が中学生の頃の読み切りのお話です。
レギュラーでは明るく元気でちょっとワガママな主人公が、中学生の頃はクラスで浮いていて、それでも自分の意思を貫こうとする姿はとてもカッコイイと思いました。
思い切り“青春!”って感じのお話ですが、最終的には夢に向かうために少しずつ色んな別れがあると実感させてくれるマンガでもあります。
留学のため主人公が日本からいなくなってすぐに、サークルが解散してしまったりとか……。
それがとても切なく、綺麗事が多いマンガの世界なのにとても現実的でした。
それでも最後の読み切りで、友達がみんな繋がっていて、幸せな気分になったことを思い出します。
いまだに何ヵ月に一回は読み返すマンガです。