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蟲師(むしし)感想/「柔らかい角」、「天辺の糸」が好きです…ネタバレ注意。

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なんといっても最大の魅力は、独特の世界観です。必ずと定まっていない時代背景に、主人公のぎんこの存在がとてもあっていると思います。一話一ストーリーで、どこからでも読めるのが魅力の一つだと思います。

 中でも自分が好きなのは、「柔らかい角」、「天辺の糸」の二つです。「柔らかい角」は蟲が耳に入ったことで、周りの音が聞こえなくなってしまう話ですが、洞窟で音がなくなるシーンは見事でした。静寂の中のたった二つの声、耳をふさいだときの、筋肉の音。音の魅力、素晴らしさを改めて感じられました。

 もう一つの「天辺の糸」は奉公人の吹が蟲がたらした糸を引いたことによって、重さをなくし地上にとどまれなくなってしまいます。この話の一番好きなシーンはなんといっても、婚礼の儀のシーンからです。夫婦の席には、夫せいじろうだけ。吹の姿はありません。それでも、そこにいるかのようにせいじろうさんが振る舞う。その後村のはずれに居を構え、そこでも吹がいるかのように生活していて、やがて吹と一緒の姿を見たときは涙が出ました。完璧なラストだったと思います。2人の関係になんだか憧れました。

 「蟲師」は文学的作品だと私は思います。大人にこそ読んでほしい。そんな作品です。