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トリコ/感想&愛・キャラの強さに表情の明暗を描かせると圧倒的な読み応え…ネタバレ注意。

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トリコ(週刊少年ジャンプ連載中)。

集英社の週刊少年ジャンプの連載中の漫画「トリコ」です。
一時期はワンピースとトリコの2枚看板マンガとして売り込んでいた感じがあり双方映画化も実現している折り紙つきの面白さがあるのですが、「暗殺教室」が連載を始めてから、少しずつその居場所がなくなっていってしまって…トリコファンとしてはとても悲しいです。

世はグルメ時代に突入し、より美味しい食材を求めて「美食屋」と呼ばれるものたちが活躍する王道バトルマンガ。
まず、特筆すべきはキャラデザの多彩さ。

どれだけキャラクターの引き出しを持っているんだこの作者は。
ストーリーが進むにつれてキャラクターが増えていくのはもちろん想像の範疇だが、現在連載して活躍しているキャラクターは本当に数え切れないほど。

個性がそれぞれ強く、「被る」とは「似てる」とか、そんなキャラクターはひとつもないアニメタッチで柔らかいが、キャラの強さに表情の明暗を描かせると圧倒的な読み応えがある。

特に好きなのは、四天王トリコVS美食會副料理長トミーロッド
互いに譲らない名勝負。これは見てもらうしかない。
取り込まれる。巻き込まれる。圧倒される。

バトルシーンはドラゴンボールや北斗の拳と比較され批判され、食事シーンは食卓のソーマや美味しんぼなどと比較され卑下される…

中々発行部数はワンピースに巻数を開けられるばかりで、うれしいことなんですが、ワンピースファンは絶対好きだと思う。オススメです。