週刊少年サンデーで連載されているアラタカンガタリですが、これがまた面白い。
著者は渡瀬悠宇様で今まで少女向けの話が多かったのですが、今作では普通の平凡な男の子が主人公として異世界の騒動へと巻き込まれていく話に凄く惹きつけられます。所々に主人公の繊細な心に一緒になって感動したり、考えさせられたりするところも魅力ですね。
学校で仲が良かった友達が、ある日手のひらを返してくる。段々と疑心暗鬼に陥ってしまい、消えてしまいたいと思いながらも、異世界に知らず知らず足を踏み込んでしまう。
それでも、こんな僕なんかにただ純粋に「信じている」と声をかけてくれる人がいる。だから頑張れる。自分の為にも、周りの為にも。
同じような経験が私にもあったので、すごく同調してしまいました。
人を裏切ることの残酷さ、痛み。人から信じてもらえることの嬉しさ、喜び。そういうものがすっと入ってくるのです。実際読んでみて、感情移入しすぎて何度も泣きました。気持ちが入りすぎてしまって。
是非オススメなので一度は誰でも見て欲しいと思います。
勇気を、笑顔をもらえますよ。