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ソラニン(2巻完結)感想&あらすじ・映画化でも有名になったが、キャラクターの個性は漫画でこそ…ネタバレ注意。

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浅野いにお原作の青春グラフィティー。
大学の軽音楽部で出会った芽衣子と種田。
それぞれ惹かれあうものがあり、付き合うことになるのだが…

時は流れ、社会人一年目の芽衣子とまだまだフリーターとして働きながら音楽の道を諦めきれず燻っている種田。同棲しながら、お互いの愛情を深めながらも、それぞれの生活の中で少しずつ感情の変化を感じていく二人。周りには同じ軽音楽部時代の友人たちに囲まれながら、その人たちに相談し、助けられながら生きていくが、はっきりとした結果が出てこない種田に、日頃のうやむやにしてきた部分をぶつけ、不器用ながらも自分のできることの限界を感じてしまう。

ソラニン…それはジャガイモの芽に含まれる毒素。

はじめは自覚症状もなく目立った変化もないが、服用してしまうと徐々に毒素に身体を蝕むもの。

日常に満足し、その殻からなかなか一歩踏み出すことができず、一歩踏み出したときのリスクやデメリットばかり考えてしまう。
いや、考えなくてはいけない年齢に差し掛かっているからこそ、小さな一歩さえ踏み出せずフリータ―として悶々とした日々を送り、「惰性」の毎日を送る現状に何か一手を打ちたいと思っている種田。

人は先に進むとき、何かを失い、何かを背負い、何かを捨てなければいけないのか…それでも過去に区切りを付け、前を向く芽衣子に心打たれる名作。

映画化でも有名になったが、この人の描くキャラクターの個性は漫画でこそ出ると思うので、是非2巻完結の漫画「ソラニン」オススメです。