「セーラー」と聞くと、大ヒットアニメとなった『セーラームーン』を想像される方も少なくはないと思いますが、まさにそのとおり、この作品は武内直子先生が月刊誌なかよしに掲載される前に同出版社から発行されていた月刊誌るんるんに掲載していた、セーラームーンの原点となる作品です。
主人公はセーラームーンにてセーラーヴィーナスとして登場する愛野美奈子。
アイドルになることを夢見る、運動神経抜群の天真爛漫な女の子です。
ある日言葉を喋る猫、アルテミス(アルテミスもセーラームーンに登場します)と出会い、セーラー服美人戦士セーラーヴィーナス、略してセーラーVに変身し、敵を倒していくという、まさにセーラームーンのそのものです。
ただセーラームーンと違う点は、敵が可愛いかったり美人であったりイケメンであることが多いこと。
というのも、敵組織は芸能プロダクションを経営し、そこから繰り出されるアイドル等が実は敵だった!という展開が多いからです。
また、本格的な戦闘よりも少しギャグを交えつつの戦闘シーンが多いため、見ていて和まされます。
本来はこちらのセーラーVがアニメ化になる予定だったものが、著作権等の問題があり、別案として生まれたのがセーラームーンとなるわけです。
誰もが知っている美少女戦隊アニメの原点であるセーラーV。セーラームーンのファンだったという方には是非見ていただきたい作品です。