面白い漫画を教えてください。

色々な「面白い!」を発信します。

スポンサーリンク

お茶にごす(西森博之)感想&あらすじネタバレ注意!主人公のまーくんこと船橋くんが、高校ではケンカをやめようと…。

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

顔が恐いという理由でデビルと呼ばれてインネンをつけられ、ケンカに明け暮れる毎日だった主人公のまーくんこと船橋くんが、高校ではケンカをやめようとがんばる話なのだが、とにかくおもしろい。

天使のような茶道部部長に誘われて、茶道部に入部するものの、茶道部をメイド喫茶代わりに考える顧問に土下座させられそうになった場面。これがまずおかしかった。小学校からの腐れ縁であるイケメン山田くんとともに、土下座に対する強烈な反感と葛藤する姿など、心理描写がとことんおかしい。この作者の作品は、微妙に笑える、世の中の真理を語る心理描写が多く、それが魅力のひとつだと思う。

そして、周囲のキャラクターも魅力に満ちている。

いやらしいくせに小心者の顧問や、部長をあくまーくんから守ろうとする気の強い夏帆ちゃん、チョイ役の不良などにも実に味がある。

ケンカや人助けなどの事件の中、さすがの茶道部部長、嫁にしたい女子ナンバーワン姉崎さんも、まーくんの顔や行動に戸惑いや恐怖を感じていくのだが、この姉崎さんが凛として非常に素敵だ。この人が、あのまーくんに次第に好意を抱くようになり、結局はなくてはならない存在になっていく。このステップを胸をときめかせて読んだのだが、短い巻数で終わってしまい残念だ。