- 山田鐘人 岡﨑河亮
一言感想
最新のテイスト満載の学園青春推理漫画です。
好きなところ。
ギャグや日所シーンを挟んで無味乾燥に少女と推理の掛け合いをした後、その後少女も主人公と同じように記憶が無いことが分かり普通に日常を楽しみたかったと語り、それを主人公が気にかけることで一人の女の子と言う温度感を取り戻し、主人公も優しい人間だと分かった所です。
好きなエピソード。
持っていた自らの学生証から家を探し、そして次の日学校に行くまでの一連の流れです。
まず自分の部屋に入った主人公が鍵のかかったトランクを見つけ鍵がないか机の引き出しを開けたらじゃらっと入っていた所とトランクを開けたら中身は銃だった所はちょっとゾクッとしたし、アルバムや携帯メールなどを見て自身の人間関係や性格、口癖を調べあげたぞと語るシーンはまるで犯罪をしているストーカーみたいで面白いし、そのシーンの間一種のスピード感も感じました。
その他。
僕は第一話を読んでFLASHの脱出ゲームの影響を受けていると思いました。記憶喪失の主人公は開始5ページくらいで身の周りのものや状況をチェックし始めます。それは脱出ゲームのプレイヤーが前知識がほぼないのまで部屋に何かないか?色々調べるのと似ています。
またデスノートも影響も感じとにかく今のテイストを知ることの出来る漫画だなと思いました。