」で便利でお安く。- 末次由紀
一言感想
少女漫画界の唯一無二のスポーツ漫画といっても過言ではないぐらいの熱さがあります。巻数の長さは決して区にならず、百人一首の世界にだんだんのめり込んでいってしまいます。
面白いところ。
百人一首という、一般人にあまり面識のない題材でここまでキレイに描けるのかという驚きがまずあります。そして、決して無理のない進み方と、主人公たちの成長の過程がとても面白いです。
好きなところ。
全員が百人一首の魅力に憑りつかれているところが、本当に百人一首が好きなんだなぁ。と伝わってくるので、そこが好きです。
好きなエピソード。
【お願い だれも息をしないで】１巻の最初のコマなのですが、私はこれに素晴らしい魅力を感じました。これはまず何なのか。と思わせてからのあとからわかるこのセリフの意味。掴みがほかの漫画にはない言葉選びだと思うのです。
作品に関する思い出。
初めて読んだのが、学校の図書館でした。閉館の時間まで毎日読みふけっていたことを思い出します。休み時間にも時間があればちはやふるのために図書館に走っていたことを思い出します。今思えば、学校の図書館に置かれているぐらいなので、生徒が読むべき漫画だったのですね。
作者に関して。
一度盗作をしてしまい、漫画界から引退かな。と思っていたのですが、素晴らしい形で払拭してくれました。これからも期待しています。
