- 小花美穂
- 子どもながらに凄い衝撃を受けたのを思い出しました。
面白いところ。
小学生の頃に愛読していた「りぼん」に掲載されていた漫画で、小学生の倉田紗南とそのクラスメイトでどうしようもない悪ガキ、羽山秋人を中心とした学園ラブコメ。
基本ギャグの多い漫画なのですが、内容はとてもしっかりしていて、学級崩壊から始まり万引き、親の離婚、いじめなどの社会的問題が子ども目線で描かれています。
子どもたちが様々な問題に直面しながら成長していくとても読み応えのある作品です。
改めて読み返しましたが全10巻までを飽きることなく駆け抜けてしまいました。
好きなキャラ。
紗南
劇団こまわりに所属している小学生タレント。
天真爛漫という言葉がぴったりの彼女はいつも明るくニコニコしていますが、実はとても繊細な部分もありそのギャップが一層彼女のキャラを惹きたてます。
正義感がとても強く、始めはクラスを乱す羽山と敵対していましたが、のちにお互いにとってとても大切な存在になっていきます。
好きなエピソード。
最終巻で手の怪我の治療のためロスへ行くという秋人の話を聞き、紗南が精神を煩ってしまう話。
とてもシリアスな内容で、リアルタイムで読んでいた小学生の頃より今のほうが心に響きました。
全編を通して大人になっても面白く、そして勉強になる話が多いです。
大人が読んでも退屈しない漫画だと思います。