破天荒なところがおもしろいです。
面白いところ。
お金持ちのご子息・ご令嬢が通う聖プレジデント学園。その生徒会は中でも際立った権力をもつ者たちで構成されています。
日本一の財閥、剣菱グループの令嬢である剣菱悠理、大病院の院長の息子・菊正宗清四郎、茶道の家元の母、日本画家の父を持つ白鹿野梨子。
警視総監の息子・松竹梅魅録、スウェーデン大使の息子・美童グランマニエ、宝石商の娘・黄桜可憐。
彼らが金と権力を駆使して、いろんな事件を解決していくところが面白いです。
お金に糸目をつけないやり方が、他のマンガではあまり見られないところです。信号待ちが嫌だからと、自家用の地下道を作ってしまったりしてます。
好きなキャラ。
剣菱悠理。お金持ちのお嬢様なのですが、男勝りで、喧嘩が強く、大食いで、全然女の子らしくしていないところが好きです。
好きなエピソード。
2巻に収録されている、6人の出会いのエピソードが好きです。
悠理、清四郎、野梨子の3人は聖プレジデント学園の幼稚舎で出会います。
今では文武両道で腕っぷしもかなり強い清四郎が、小さい頃はよわよわなところが意外でした。
中等部で可憐が学園に入ってくるのですが、モテるのが生きがいの可憐が、野梨子をライバル視するところも面白かったです。
自分の容姿に絶対的な自信を持っている可憐の言動・行動はいっそすがすがしいです。
だんだんと6人が揃っていって、こうやって仲間になったんだな、と分かりました。
好きなところ。
少女マンガですが、少女マンガらしくないところが好きです。
お話も、世界を股にかける感じで、かなり壮大です。
マフィアをあいてに戦ったり、国際問題を解決したり、王族と交流したり…。
探偵もののように、殺人事件を解決したりもします。
いろんなお話がありますが、どれも考え抜かれており、中途半端じゃないところが好きです。
おすすめ。
冒険あり、恋愛あり、ホラーあり、いろんなジャンルが詰まっているマンガです。
どれも本当に面白いですが、中でもホラーはピカ一だと思います。
人形に乗り移って思いを遂げようとするおばあさんのお話を読んだ後は、日本人形を直視できませんでした。
壮大ですが、決してファンタジーではなく、リアリティのあるところが、この漫画の魅力だと思います。
作者について。
目の病気に罹ってしまったそうで、かなり心配してます。