いろいろ謎が多い物語です。
面白いところ。
礼儀正しく、心優しい少年である伊集院玲が、実は怪人20面相であるところ。
その手腕がとても鮮やかで、決してつかまらないところ。
また、お母さんが二人いるのですが、そのことがとっても不思議です。
怪盗の活動の最中に出会った女の子と出会い、お互いに好きになります。
二人のやり取りがとってもかわいいです。
好きなキャラ。
主人公の伊集院玲。
もともと優等生タイプのキャラが好きなので、玲はストライクでした。
ただ、ちょっと気が弱いというか、やさし過ぎて物事をハッキリ言えないようなところがある感じです。
でも、芯はとっても強いです。
父親がいないので、自分が二人のお母さんを守っていかなくては、と思っているところが好きです。
好きなエピソード。
エピソードというか、玲がお母さんたちの「欲しいんですのー!」というどんな無茶な要求にもこたえてしまうところが好きです。
好きなところ。
20面相にお願い!は、他のCLAMPのマンガのいくつかと、世界観を共有しています。
こっちのマンガに出たキャラが、こっちのマンガにも出ているという風な発見をできるところが好きです。
CLAMP学園探偵団、学園特警デュカリオン、X(エックス)など、多くの作品とリンクしてます。
おすすめ。
CLAMPの商業作品としては比較的初期のものです。
このころはまだオタク向けの作家さんという感じでした。
独特のCLAMP風味がさく裂してます。
女の子が大人っぽくて、すごいです。
絵がとっても華やかでかわいいので、好きです。
作品に関する思い出。
この漫画が出たころは、イナカだったということもありますが、入手が困難でした。
通販も今ほど発達してなくて、しかも年齢もまだ幼かったので、発売からしばらくしてから買えたときは、とっても嬉しかったです。
作者に関して。
今では週刊少年誌で連載するなど、とっても売れっ子で有名な漫画家さんたちになって、すごいなあと思います。