- 著者(小畑健・大場つぐみ)
一言感想
今考えても恐ろしい内容だなーとゼロ年代後半の大きな刺激です。
面白いところ。
今までは主人公が誰かの手の平の上で回されるタイプが創作物のメインだと思っていましたが、この漫画は主人公が人を手の平の上で回すの状態がずっと続く所です。段々複雑になる泥沼劇にはハマります。
好きなキャラ。
主人公夜神月を追い詰める立場のLです。彼みたいな冷静で論理的な思考には憧れます。豪華なホテル暮らしも憧れます。
好きなエピソード。
夜神月が囚人達を操って「エル、知ってるか? 死神はリンゴしか食べない」と縦書きで読ませる文を書いてLを挑発する所です。Lがキラのことを「自分と同じで幼稚で負けず嫌い」と言ってましたが、もっともそれが現れてるシーンだと思います。
好きなところ。
ノートで人を殺すと言う超常現象を、現実的で論理的な思考で立ち向かう所です。超常現象には科学的な解明や同じ超常現象で立ち向かうしかないのでは?とそれまで思っていたのでひどく感銘を受けました。
作者に関して。
ストーリー担当の大場つぐみは「とっても!ラッキーマン」のガモウひろしと言う噂があり私も強く思う一人です。
実際の所は勿論分かりませんが、彼をきっかけに他の漫画家や編集者のネット上の言葉を読んで、本当は絵が描けたとしても作風に合わないなどで別の描ける方に頼んでも良い事を知り、絵は描けるけど漫画向きじゃなく面白いストーリーを作りたい私は励まされました。