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午前3時の無法地帯(ねむようこ)感想ネタバレ注意・イラストレーターを目指すももこが就職した会社はパチンコ店専門の…。

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自分にもこんな時があったなと思いました。

面白いところ。

イラストレーターを目指すももこが就職した会社はパチンコ店専門のデザイン会社。
思い描いていたイラスト制作の仕事とは程遠い激務の毎日に余裕のないももこ。
就職したての若者が一度は思うであろう「こんなはずじゃなかったのに」という思いが描かれた内容になんだか懐かしい気持ちになりました。
仕事と恋愛に奮闘しながら頑張っていくももこの生活スタイルは、自分自身が経験してきたものと重なる部分があり共感できる部分もたくさんありました。

好きなエピソード。

学生時代から続いていた元彼と別れて気になる多賀谷さんともいい感じに思えていたのに、実は多賀谷さんに別居中の奥さんが居る事が発覚してしまいます。
彼を好きな気持ちを封印すると決めながら仕事に打ち込むももこの姿に、見ているこちらまで切なくなってしまい心を打たれました。

好きなところ。

まずは絵が可愛いところです。
読みにくいコテコテした感じではなくナチュラルな画風なので男女共に好まれるのではないかと思います。

会話のテンポも良く、すらすらと読み進められました。
作者自身、9ヶ月間パチンコ専門デザイン会社で勤務した経験を生かしているとのことでなかなかリアリティのある作品でした。
劇的な変化や展開など無い、まったりした作品なので難しく考えずに読めるものオススメです。
恋愛:仕事の比率がちょうど良い割合で描かれているのも良かったです。