平安時代にトリップしたような気持になります。
面白いところ。
平安時代の貴族の娘、瑠璃姫(るりひめ)が恋をしつつも宮中内の陰謀を暴いたり、弟の恋路を応援したりと、普通の貴族の娘なら絶対にやらないことをやってしまうところが好きです。
読んでいてワクワクします。
すきなキャラクター
瑠璃姫のおつきの女房の小萩(こはぎ)です。(平安時代、貴族の娘や子息には必ず世話役の人がついていました。)瑠璃姫がお転婆で、突拍子もないことをするものだから、いつもひやひやしています。たまに瑠璃姫の父親に注意されたりと大変です。でも、瑠璃姫が大好きだから、許しちゃうんですよね。気持ちわかります。頑張れ小萩!とつい応援したくなります。
好きなところ。
細かいエピソードではなく、全体でみると平安時代のきらびやかな生活をかいま見ることができて好きです。十二単の素敵な着物や、歌を交し合う習慣とか、香を焚きしめてその香りで相手が誰だか分ったり、直接顔を見ないで御簾(ミス)という簾のようなもの越しに話をするとか・・・。本当にそうだったのかな。優雅だなと思います。テレビのような娯楽はないから、舞を舞ったり、楽器を演奏したり、和歌を歌ったり・・・。今の日本にはない良さがあるような気がします。
作品に関する思い出
この漫画は実は原作がありまして、氷室冴子さんという方が同じ題名で小説を書いていらっしゃいます。それを漫画化したものなのです。この小説が大好きだったので、思わず買ってしまったのでした。絵がかわいくて、登場人物がほぼ理想を裏切らないでイメージに合っていたのでうれしかったです。
作者に関して
山内直実さんは氷室冴子さん原作の小説を他にも漫画化しています。個人的に絵が好きです。あまり少女漫画し過ぎていなくて。